「前立腺がん、肺がん、大腸がんと共存していこう」
〜私の前立腺がん、肺がん、大腸がんの“闘病記”〜
がん(癌) 恐れるな(うろたえるな) 但し侮るな!
がんで余命3ヶ月の宣告を受けたにも関わらず、現在は夫婦で沖縄旅行へ行けるようになりました。
妻から夫へ思うこと
早朝目覚めて、お互いお早ようの挨拶の言葉の往復は、ホットする1日の始まりです。
好調子あり不調子ありのその日暮しの毎日でも共に食卓を囲み会話出来る今の時間は、神様から与えられている貴重な時間であり感謝の言葉しかありません。
昨年9月、抗がん剤治療に苦しむ夫のあまりに激しい身体の衰えは、家族には耐え難く、皆で相談の上、積極的治療をやめる決意を担当医に申し上げました。
と同時に今後の夫の延命には私の責任の重さを承知しながらも、限られた時間を共有する楽しみに変えて行こうと肩からお荷物を下ろした気持ちになりました。
「この決断が本当に正しいのか?」それは本当は分かりません。
ただ、今はこの選択でよかったと思っています。
- 戦うだけが治療ではない
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癌と闘病中でありながら夫婦でいけた2月の沖縄旅行は、マリンブルーの海が迎えてくれました。
レンタカーでの移動も夫の安全運転でバッチリ、気ままな旅、ちょっぴり泡盛の試飲や沖縄公設市場の食材にもびっくりしたり、病気もどこかに置いて好奇心をいっぱい満たされた満足感は心地よい疲労になりました。

- ホテルではベットに横になっている時間の多かった旅ですが、夫にとっては精一杯妻への感謝の気持ちでの行動でしたでしょう。
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3泊4日の行程に少し自信がついた夫は、4月には札幌の友人夫妻を迎え福岡の友人に案内をお願いして総勢5人で4月の湯布院、阿蘇、島原、雲仙をマイカー旅行に出かけました。
途中リタイヤーするかもしれないという不安はずっとありましたが、散策の折々には、前座席を倒して一休みをしながらも全行程お天気にも恵まれ、無事帰着できました。 - 青春期の大学寮仲間は夫にとっても癒しのひと時でしたでしょう。夕食時の生ビールでの乾杯は一杯に止まらず、私の制止の目も無視されてしまいました。
- 次は毎年恒例のお盆休暇を利用して息子家族、娘家族と一緒の九重高原と温泉宿の予約も済ませ、お次は北九州空港開港記念のチャータ便による青森ねぶた祭りはどうか?と私に次々と提案してくるのは、すこぶる快調のしるしでしょう。
- 夫にとっては、戦うよりも癒しが治療になっていると気付きました。
- 夫のがんから得たもの
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お互い深刻にならず大いに1日1日を大切に楽しく前向きの家族であることは、この癌という病気には「良き事かなっ」と思います。
私にとっても旬のものを肴に好きな晩酌を楽しんでいる夫の顔は心地よいものです。 - 生あるものはやがては死の必然あり、それならば不思議なご縁で40年を共に過ごしている時間は精一杯生をお互いに楽しむことにしましょうと約束しています。
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私流にいえば、癌は恐れるばかりで過ごす時間は勿体ない病気の気がします。家族のこと、自分の歴史、食環境、精神環境、それに先祖にも思いを馳せる時間を持つことができます。 - 忙しすぎる日常に忘れていた人生の宿題を今、やらねばなりませんね。それを家族で実践できているのが今、幸せなのです。
- 癌とはそれを気づかせてくれただけでも、この病気に感謝しています。
